隠し剣 百奇夜行


 歴史小説・時代劇にSF的ガジェットを加えて綴る、新感覚時代小説シリーズ。


隠し剣 狗の爪
 藩の騒動に巻き込まれ、侍をやめて町人に身をやつした丸出田子兵衛。小さな黄表紙屋を営み、ようやく穏やかな生活を手にした田子兵衛のもとに、用人の衿谷五一郎が訪ねてくる。
「狗の爪、なる秘剣を伝授されていると聞いた」
 再び田子兵衛にまとわりつく、陰謀の触手。田子兵衛の選ぶ生き様とは。
 SF時代隠し剣シリーズ、第一弾。
 犬祭4「銅の骨」受賞作品。
(原稿用紙換算18枚)

無音剣 細波
 作事組の須狩棚五郎はお役目を終えた帰り道、空から光るものが落ちてくるのを目にした。
 翌日、勘定組の組屋敷に何かが落ちたと聞かされ、様子を見に行った。それをきっかけに、棚五郎は奇妙な事件に巻き込まれることになる。窮地に陥った棚五郎が採った行動とは。
 SF時代隠し剣シリーズ、第二弾。
 オンライン文化祭2010出品作品。
(原稿用紙換算17枚)

夜行剣 一番星
 街道を歩いていた樋留巳太郎(ひとめみたろう)は、暑さでふらついていた盲目の老僧を助け、道行きを共にする。
 老僧と一夜を語り明かした巳太郎だったが、その先には、大きな試練が待ち受けていた。
 SF時代隠し剣シリーズ、第三弾。
 オンライン文化祭2011出品作品。
(原稿用紙換算18枚)

果断剣 海鳴り
 浜で魚を獲って暮らしている阿照銀平(あでりぎんぺい)は、ある日、岩場で挟まっている奇妙な生き物を見つけ、助ける。助けられた生き物は銀平から離れようとせず、仕方なくひとりと一羽の暮らしをはじめる。
 そんな銀平のもとに、過去の因果が巡り、襲いかかってくる。銀平がそのとき出した答えは。
 SF時代隠し剣シリーズ、第四弾。
 ペンギンフェスタ2012出品作品。
(原稿用紙換算18枚)

烈火剣 石摺り
 人の闇を目にし、世の中に絶望した間倶根秀次郎(まぐねしゅうじろう)は、二軒隣の親子に面倒を見られながら無気力な日々を送っていた。
 だがある日、父親について山に向かった秀次郎は、命の危険に遭遇する。
 SF時代隠し剣シリーズ、第五弾。
 オンライン文化祭2012出品作品。
(原稿用紙換算21枚)

月下剣 野兎
 年の瀬に病を患った宇佐木歳之助(うさぎとしのすけ)は、長屋の二軒隣に住む葉仁(はに)による看病のおかげで年越しを迎えた。  病が治りかけた矢先の夜、歳之助は騒ぎを耳にして目を覚ましたが。
 SF時代劇シリーズ、2011年年賀小説。
(原稿用紙換算9枚)

流転剣 昇龍
 新年が明けた頃、仇討の旅に出ていたお竜(りゅう)と辰之介(たつのすけ)の姉弟は、父の仇である卯衛門(うえもん)を見つけた。だがその卯衛門は荒んだ生活を送る様子を見せていた。
 仇を討つべきか、見逃すべきか。思い悩む姉弟がたどり着いた結末とは。
  SF時代劇シリーズ、2012年年賀小説。
(原稿用紙換算13枚)

地疾り剣 朽縄
 十歳になった巳之助(みのすけ)は、通っている道場での席次が上がり、自信に満ちた新年を迎えていた。だが、その帰り道で毒蛇を見かけ、恐れで動けなかったことで自信を失ってしまう。
 恥を耐え日々を過ごす巳之助であったが、ある日、再び蛇と相対することになる。
  SF時代劇シリーズ、2013年年賀小説。
(原稿用紙換算10枚)

無謀剣 蹄
 取り潰しの危機に瀕していた馬久家の再興が新年の恩赦で取り沙汰された。だが嫡男の一太郎は藩のやり方に憤り、疑問を抱いていた。
 侍をやめ、出奔しようと決意した一太郎。だがその道すがら、一太郎は事件に巻き込まれることになった。
  SF時代劇シリーズ、2014年年賀小説。
(原稿用紙換算11枚)

本性剣 毛刈り
 家の方針で剣と学問の両方を学び続けている日辻乾武郎(ひつじかわかぶろう)は、どちらにも優れた才を発揮しはじめていた。
 だが、軽輩の家の出である乾武郎が才を見せることをよしとせぬものも多く、乾武郎は息苦しさを感じはじめていた。
 そんな正月のある日、乾武郎はひとつの事件に遭遇する。
  SF時代劇シリーズ、2015年年賀小説。
(原稿用紙換算11枚)

咬牙忍法帖
 寛文四年、南部盛岡藩二代藩主南部重直死去。その死は盛岡藩に大きなお家騒動をもたらした。
 事態を収めるため、盛岡藩と、そこから分裂した八戸藩は、それぞれに牙忍と呼ばれる忍者犬を五十匹ずつ集め、互いに戦わせることで、どちらが主導権を握るかを決めることにした。
 盛岡城の中庭で、今、百匹の壮絶な殺し合いが始まる。
 SF時代忍法帖シリーズ第一弾。
 犬祭3出品作品。
(原稿用紙換算20枚)


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