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配役 | |||
1回 | 子ども時代の終わり | ||
はじめに |
iもともと、石田三成の生涯を小説モドキで書いてみたいとは思っていました。 理由は主に2つ。 1つは、誤解を正したかったからです。 歴史小説でも戦国時代全体を扱った一般本でも、三成は誤解されたまま書かれている事が多いからです。 誰よりも三成に詳しい、とは到底言えませんが。世間に流通している、三成を調べた著書を、数冊は読んでいます。 いろいろと研究が進んでいるにも関わらず、最近に出版された歴史小説や大河ドラマすら、旧来のまま。 よって、それらでしか三成を知らない人は、【人望が無い嫌われ者】、【徳川家康に言いようにやられた】という、従来の三成像のままなのです。 もう1つは、誰も書いてないからです。 三成主役の小説は既に幾つか有るのですが、1冊にまとめる為に非常にすっ飛びで書かれています。 誤解を正し、冤罪を晴らし、豊臣政権下で三成が果たした業績を記すだけで、新しい歴史小説になるだろうからです。 ボヤボヤしている2010年終わりに、3つ目の理由が生じました。 2011年大河ドラマ【江 姫たちの戦国】の前情報にて、三成が【秀吉への忠義と茶々への愛に揺れる】なんて紹介されていたらしいと、マイミクシィさんの【日記】で知ったからです。 茶々は、むしろ好きな人物です。三成と同じく、徳川幕府に不当に貶められた人物ですし。 その茶々を、【江】は今のところ、【豊臣家を滅ぼした愚かな母】には書いていない点で、ホッとしてもおります。 ですけど、三成が横恋慕するとか、何故このような捏造を? 【秀頼は三成の子では?】などと言う悪意に満ちた噂を肯定するような設定に、ブチ切れました。 怒りのあまり、「それなら私が、大河ドラマの脚本を書いてやるっ」、と。 もちろん本物の大河ドラマのシナリオを書ける訳では無いので。 【もし私が石田三成主役の大河ドラマの脚本を書く事になったら?】というIF設定で、書き進めている訳です。 1時間ドラマの脚本は、ネット調べだと、CMの無いNHKでも400字詰めで60枚だそうで。60枚×全50回近くの脚本ともなれば、3000枚。文庫本1冊で300米前後らしいので、文庫本10冊以上という事です。最低限の地文を足せば、文庫本11冊以上にもなるでしょう。 非常な時間と労力巣注ぎ込む訳です。書いたところで、大河ドラマの脚本になる訳では有りません。見返りは、自己満足と、読んでくださった方の感想のみになるでしょう。 正直、最後まで書けるか、そこまで熱意が保つのか分かりませんが。とりあえず、スタートしています。いつか切りの良いところまで書けたら、載せようと思います。 私が知る限りの三成の史実を織り込みつつ、あくまでドラマ脚本モドキとして書きたいと思います。 史実に忠実すぎてドラマを忘れては、読み進めてもらえないからです。興味が薄い人にも読み進めてもらえるのが、【物語】の威力ですから。 目標は、「ライトノベルしか読まない人にも読んでもらえる脚本を」、です。 わざと史実と違えている事柄、架空登場人物、当然ながら架空エピソードがテンコ盛りです。 とりあえず大河ドラマに有りがちな、手柄横取りみたいな、明らかな嘘は盛り込まない予定ですが。誰が行なったか分からないのは、採用するかもです。 そういうのが耐えられない方は、御遠慮ください。 完成してから、随時アップする予定です。現在、三成が20代半ばまでしか辿り着けていませんので、アップは当分さきの話です。 2016年頃にはアップしたいとところですが。完結するまで情熱が保つのか、自分でも不明です。 わざと史実と違えている事柄は、後記に明記する予定です。 素人ですので、間違いは多いと思います。気づかれた方は、【掲示板】でご指摘してくださると助かります。 |