伝道委員会
主な開催集会など:伝道セミナー(毎年2月)
「心なごむ会」集会(適宜)

活動内容:
 伝道委員会は宣教部所属の四つの専門委員会の一つで、大阪教区規則で定められた伝道の企画のほかの事項を取り扱っています。 伝道企画のうちで規模が最も大きいのは大阪教区伝道セミナーで、毎年1回(2月頃)は必ず開催しています。いま一つ継続的かつ精力的に開催されているのが「心病む友と共に」集会で、主イエスの癒しのみ手による福音伝道の証の場です。 伝道企画のほか、@問安活動の実施、A開拓伝道のための援助協力、B伝道援助申請の審査、C伝道所解説申請の審査と現地調査、D会堂建築資金申請の現地調査と常置委員会への報告、E教団伝道委員会主催全国会議への参加や出席者推薦などをしています。 開拓伝道については教区の教会全体で考えていく必要があるように感じています。 委員の数は13名ですが、現在の委員数は10名です。伝道委員会は毎月1回開催しており、8月は休会します。

「心なごむ会」
活動内容:
1991年に「心病む友と共に」の世話人が置かれて活動を開始し、10余年の活動による学びと経験を各教会と分かち合うことで孤立しがちな人達を支える教会の働きを促しつつ、互いに慰め支え合う「いやしの交流」を目指して次の活動を行っています。 講演会(精神医療、保険、福祉等の最新情報)、体験に学ぶ(心病む体験を勇気を持って語る人達との出会いを大切に)、取り組みに学ぶ(教会での取り組み方の検討、困難なケースで支え合うネットワークが広がりつつある)



教育委員会
主な開催集会など:賛美フェスティバル(3月)
キリスト教主義学校との懇談会(6月)
教会学校サミット(11月)

活動内容:
 「教育委員会」の所管事項は、大阪教区規則によればまことに多岐にわたっております。この為、当委員会としてはおのずから活動の的を絞らざるを得ません。これを勘案・検討した結果が上に掲げた三つの集会であり、下記に報告するそのそれぞれの活動内容です。これら三つの活動は、参加者に恵まれて、有機的な内容を持った活動として展開されており、上記所管事項の内容の主要なものをカバーした活動と言えるでしょう。

1.「賛美フェスティバル」
 毎年、大阪教区内の諸教会・伝道所より350名前後の参加をいただき、熱気あふれる賛美の集会となっています。聖歌隊やハンドベル、ゴスペルグループなど多彩な賛美の賜物を披露して神の栄光を讃える集会です。参加者全員による合同賛美もあり、主にある交わりを今後より一層深めていきたいと願っています。教会生活の中の大切な営みである「主を賛美する」をテーマとしたこのフェスティバルの今後一層の充実を願って今後も取り組んでいきます。

2.「キリスト教主義学校との懇談会」
 キリスト教主義学校から教会を訪れる生徒達と教会との関わりを深めるために、両者の協力をいかにすべきかとの対話を願っての会合です。各校からはそれぞれのキリスト教教育への取り組み、生徒の教会出席への配慮等の報告がなされ、一方教会側からは教会学校が抱えている困難な状況、若い世代とのジェネレーションギャップの問題とこれに対応する工夫などが紹介され、話題とされ、検討されて、双方に有益な成果をもたらしています。

3.「教会学校サミット」
 大阪教区内の諸教会・伝道所の子供たちと大人たちとが初めて出会い、語り合い、祈り合う、主にあって一つにされる喜びを分かち合う集会です。なお、2002年度はこれまでの集会所であった「高の原」の使用が不可能となり、「CS教師サミット」として教師に的を当てた取り組みをしています。



社会委員会
主な開催集会など:平和を考える集会、有事法制反対学習会、1.15在日韓国朝鮮人問題シンポジュウム、釜が崎現地学習会、パレスチナの平和を考える集会、アフガニスタン現地報告集会、有事法制反対集会

活動内容:
今期社会委員会は、「日の丸・君が代」や「作る会教科書」や、拘禁2法有事法制にたいする内部学習会を行ないながら、社会委員会として何を担っていくかという事を常に問いながら活動を続けてきました。様々な取り組みに対して、もっと多くの方に御参加頂きたいと祈りながら準備して参りました。これらの活動や取り組みを更に深め、皆様と共有する試みとして社会委員会ニュースの発行を行なっております。昨年9月11日の惨事から、アメリカのなりふりかまわない暴走に胸を痛め憂えながら私達は何をなすべきなのかを問い続けました。私達は、暴力によって物事はけしって解決しないこと、私達自身が暴力に荷担しないことを毅然と表明し、決意し続ける取り組みを行ないたいと願っています。日本は今、戦争に参加し、個人を徹底的に管理する方向へと突き進んでいます。思想信教の自由も侵される日はそう遠くないことは想像に堅くありません。そんな状況の中で、様々な諸課題に直面しながら世の光の教会として私達は何をなすべきなのか、社会というひろがりの中でいかに信仰告白をし続けられるのか、戦責告白を2度とすることがない私達の日々の歩みを歩みつづけられることを祈り希求して止みません。大阪教区というこの場所で、与えられている諸課題を私達自らの課題として、しっかり受け止め、隣人の痛みを自らの痛みとして歩み続けたいと願っています。今年8月5日から、日本国籍者にも11桁の番号がつけられ徹底的なコンピュータ一元管理と情報の流出、管理、利用が行なわれています。既に自治体には、個人の思想信教のデーターが存在し、これらが、ICチップに盛り込まれ、そのカードを持って歩かされる日が来年には到来します。私達はこうした住民管理、思想信教の自由を侵す動きにも反対の声をあげています。様々な疑問にもお答えしたいと思いますので、社会委員会にどうぞお気軽に御相談ください。



教師委員会
主な開催集会など:「一泊研修会(新来教師歓迎)」毎年6月

活動内容:
・教師相互理解および研修のための集会(現在は「一泊研修会」のみ)の企画・運営。
・教区総会での新任教師紹介。
・規定以前に隠退される教師の「隠退教師」資格承認。
・委員長は社会保険委員を兼ねる。



性差別問題小委員会
主な開催集会など:学習会

活動内容:
 今期委員会は2001年6月に発足したが、同年4月に神戸地裁尼崎支部に提訴された「教団内で起きたセクシュアル・ハラスメント訴訟」に委員が傍聴することが活動の第一歩になった。原告の受けた心の傷が一日も早く癒されることを祈りつつ、毎回の審理に委員が傍聴し、その後開かれる支援集会にも出席して、各地の支援団体と活動内容を紹介し合い、多くの方々の支援を呼びかけている。
 2001年11月には、教会における性的役割分担をテーマとした「あたりまえてなんやろ?」との標題の学習会を開催し、委員が発題し、参加者全員で分団協議を行った。アンケート結果などによると、教会の役員の男女比や掃除、料理などの役割に関してまだまだ古い体質の教会が多いことが分かった。2002年3月には「セクシュアル・マイノリティー、セクシュアリティーの多様性について」のテーマで小林昭博氏を講師に招いて学習会を開催した。同性愛者や性同一性障害者などへの差別や偏見を教会の中でも少しずつ取り除くことが目的である。又2002年7月には「教会はだいじょうぶ? 〜考えよう、教会でのセクシュアル・ハラスメント〜」の学習会を開催し、委員が発題、質疑応答を行った。ともすれば「聖域」、「特殊な世界」と思われがちな教会で、セクシュアル・ハラスメントが行われている現実は非常に重いもので、黙って見過ごすことは許されないことである。
 このような活動を通して知らされたことは、これらすべては実は教会の中の非常に身近な問題であるということである。どうすれば教区内のより多くの信徒や教職の方、教会婦人会連合の方に参加して頂けるか、テーマ、会場や時間帯、アピール方法などを検討することが今後の大きな課題である。