兵庫県立夢野台高等学校逍遥歌    

作詞 正 井 光 張
作曲 職 員 有 志
一、
花散る丘を越えて来し
眼に見はるかす茫洋の
水門ぞ潮にかぎろへる
朝日の栄を胸にしめ
己が足音の高きかな
己が足音の高きかな

二、
葉ずれも硬き夏草に
追いしは夢の跡ならず
青炎ゆるる夏空の
深きに耐えて立つ時は
我こそもゆる焔なれ
我こそもゆる焔なれ

三、
水雲淡き丘の上
木犀の香はただよへど
若き思ひは告げやらね
友と落暉の影ひけば
憂愁いよよ深きかな
憂愁いよよ深きかな

四、
朔風天に落つるとも
寒の星座はゆらめかず
理智の光さすところ
深夜をこめたる思索をば
弧影寒しと誰かいふ
弧影寒しと誰かいふ

五、
ああ青春はたまゆらの
喜びなれと人はいへ
まことの悲喜に息づきし
日日の思ひは涯もなき
我が道程に生くなれ
我が道程に生くなれ







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